悔しいけど、ほんとのことだから何も言えない。 「一緒に・・・いたいです・・。」 本当に私は先輩なのだろうか。 ちょっと今度校長に名簿を見て確認させてもらおう。 「先輩?次ですよ。」 やっぱりどこか、情けない・・・。 「もう、お別れかぁ・・・。」 不意に出てきた言葉。 拓哉君も少しびっくりな顔をしている。