「あたしから奪ったポッキーはおいしいか?ん?」


「~~~~~っ!」


友里があたしの大の苦手なキウイを、あたしの口の中に放り込む。


口の中いっぱいに、広がる酸味。


お、鬼だ!!!


「で、結局言ってないんでしょ?例の事。」


「ゴホッ、ゴホッ。い、言ってない・・・。」


やっとのことで、飲み込んで話す。


兵器だ、兵器。


もはやこれは、人類の食べ物じゃない!!


半べそになりながら、話の続きをする。


「ど、どうしましょうか。友里姉さん。」


「そーねぇ。まぁ、自業自得じゃない?言わなかったんだから。」


「違うよね?勝手に人をエントリーしたあなたが悪いんだよね?」