「なに、ニヤついてんのよ。」


友里が、パフェに乗っているイチゴを食べながらあたしを睨む。


・・・・。


いや、なぜ睨む!!?


「そんなに顔に出てた?」


「そりゃあもう。春爛漫って感じね。」


「今は、もう秋ですが?」


―――――パキッ



友里のパフェからポッキーを勝手にとりながらもぐもぐ食べる。


「ちょっと!勝手に食べてんじゃないわよ!」


「まぁまぁ」


また、友里とここに来たのは、パフェのためではない。


あと、3日に迫った文化祭への最終確認をするため。