「へ?」


あまりのかわいらしさになんともまぬけな声を出してしまった。


「先輩がその・・・かわいすぎるから・・・・////」


いや、むしろかわいすぎるのは拓哉君のほうなんですけど・・・。


とは言えず・・・。


「とりあえず・・・抱きしめたいんですけど・・・。」


子犬のような顔で、さらりと言う。


今の拓哉君を見てると抱きしめられるより、抱きしめたいんですけどぉぉ!!!


「あ、はい・・・どうぞ・・・///」


「ぷっ。やっぱ、かわいいですよ茜先輩。」


笑顔であたしを抱きしめる拓哉君に、またドキドキしてしまった。