なにこれ、コスプレ大会とかあったらぶっちぎりの1位じゃない!? それぐらいかわいいのだ。 あ、いや男の子にかわいいは禁句なのかな・・・。 でも現実だからしかたない! ―――キーンコーンカーンコーン――― ちょうどいいタイミングで鳴ったチャイム。 「あ~もう終わりですか。」 「ふ~」 安心するあたしとは裏腹に残念そうな拓哉君。 「先輩?それって俺と離れることが寂しいっていう“ため息”ですよね?」