天気雨

私は溢れ出しそうな君への想いを必死に抑えながら、笑顔を作ってこう言った。

ありがとう、本当に大好きだった

帰ってきてから初めて彼に言えた本音だった。

振り返らなかった、というより振り返れなかった。