「おい!チビ音々!」
 
「晃のバカ!」
 私を昔からチビあつかいする西山 晃。
 確かに私はチビだよ!?
 でも、毎日チビって言うのはひどくない!?

「音々、おはよ~」
 朝から私の親友の前川 育は彼氏の国分 優と
 らぶらぶ登校。
「育~!晃がまたーー」

「晃も舞地にかわいそうでしょー!」

  この光景は毎日見る。
  育が晃をしかってくれてる。
  晃は育に逆らえないみたい。
「だってこいつチビすぎじゃね?」

「晃が高いだけでしょーー!」
   私も一応反抗してる。
  でも。。。

「はいはい。もっと背を伸ばそうね~」
  そう言って晃はいつも私の頭をなでる。
「ちょっ、ちょっと!もう止まったんだってばー!」

「あっ、そういえばそうだったな~」