ゆっくりと口を開けて一言。
「俺にケンカ売ってんの?」






―は?


「あの……今なんと?」
「だからぁっ、俺にケンカ売ってんのか?ってゆってんの」
「何言ってるんですか?」

「んぁ?」

こいつバリバリヤンキーだ。

「んじゃあなんで俺の顔見てメンチきってんだよぉ!!」

「ふぇ?ミンチ?」

「てんめぇ!!!」

「まぁまぁまぁ。」

とっさに麻奈が止める。



「紹介しわすれたね。私は皆が知ってるとうり高見麻奈。この家の住人。んでじゃあ男子から自己紹介。」

ドキドキしながら俯く女子に対し男子はいきなり振られ、えー。と言わんばかりに口をとんがらせている。



「僕は、畑中海途。海ちゃん。ってよんでね♪」

あっ猿が喋った。
なんて呑気なことを考えていると次のロバが喋った。