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「んん.....」
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ゆっくり体を起こすと
目の前にはたくさんの資料。
仕事机に腰かけて
そのまま寝てしまっていたのだ。
お陰で腰が痛い。
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不思議なことに
体には毛布が掛けられていた。
その毛布をどけて
目を擦った。
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俺じゃあ
仕事場で寝ちゃったんだ・・・。
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「残業という名の宿泊だな」
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そんなことを呟いて
伸びをした。
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そうだ。
今日は休みなんだ。
こんな場所にいちゃいれらない。
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「よしっ」
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背もたれにかけてあったジャンパーを羽織って
直ぐに仕事場を後にした――。
