君の側に  上

「鞄まで持たせて何が
 楽しいの?」
「インキャが
 でしゃばんないで!」
「樹と付き合って調子
 のってるでしょ!?」

それからは悪口の言われ放題だった。
優実が反抗する間もあたえないほどだった。

数十分後・・・
言いたいだけ言った6人は
帰っていった。
だけど、優実の心は傷つけられたままだった。
立ち直れなかった。
たった10歳の彼女には地獄だった。
絶えられいほど…。