君の側に  上

*放課後*

「わりぃ。
 残ってもらって…」
「ううん。」

教室にいた人は少しずつ減っていった。
だんだんと、広く感じる教室。

「じゃあ俺らも!」
圭と薫も最後に教室を
出ていった。