それから数日が経った。 あいかわらず、那月君はいじめられている。 やられてる本人よりも腹が立ってるんじゃないかしら、あたし。 いい加減言い返してやりなさいよ! そんなことを考えながら夕食作り。 作るものも決めずに適当に手を動かす。 だから出来上がるのは適当な料理。 自分が食べるだけだから、それで十分。 そしてスープを作って… 「できた!」 ピーンポーン そんな時家のチャイムが鳴った。