助けなきゃ…



傍観者は加害者と同じ。




あたしは立ち上がろうとした



…が、那月君はこちらを見てにこっと笑い、おいしそうにその丼を食べていた。




うそ……


あれ食べるの??



「おまえ本当どんなもの入れても食うよな。気持ちわりーな!」


そう言って男は去っていく。




那月君は確かにろくなものを食べていなかった。



もしかして…毎日されてるの?




暴力も脅しもいじめも…



何も文句を言わずに受け止めてるの?



どうして…?




どうしてそこまでするの…。