あたしたちはレジを通り、席に戻る。 するとあたしの目線の先に那月君が座っているのが見えた。 ……やっぱり一人で食べてるんだ…? そんなことを考えながら大好きなスンドゥブを頬張る。 温泉卵も豆腐も辛いものも、スンドゥブに入ってる全部が好き。 「でさー、聞いてよ!昨日また石井から電話かかってきてー…」 あたしは優香の多彩な恋愛事情を聞き流し、那月君の行動を見る。 昼はまともなの食べてるじゃん。 あたしは那月君との会話を思い出し、ツッコミをいれる。 でも…そのツッコミは正しくなかった。