1講目が終わり、学食に来たあたしと優香。 人は少ないが、じろじろと見られている。 「あれ麗ちゃんだよね?」 「うわー…お人形さんみたい」 「話しかけてみようかな」 んー…今静かだからあなたたちの声こっちまで聞こえるんだけど。 「席ここでいい?」 あたしは優香に話しかける。 「どこでもいい」という返事と共に、優香は荷物をそのテーブルに置く。 そしてご飯を買いに行く。 そこでふと目に入ったのは、淀んだオーラを放つメガネ男。