「ほらりな、洸太くん来るよ!」
「えっ、まじ?」
その瞬間洸太が私達の隣を通った。
「かっこいい。」
それしか思えなかった。
そのまま目で洸太の事を追っていたら
強い視線に気づいたのか
洸太がこっちを見た。
「…!!」
目が合ってしまった!
もちろん見れずにすぐ目を逸らしてしまった。
そして洸太が行ったのを侑乃に確認してから
また振り返った。
「あーもっと見とけばよかった。」
「そんな贅沢な。でも、洸太くんりなのことめっちゃ見てたよ?」
「それほんと!?」
「ほんとほんと。ガン見してて、隣にいた龍星くんから肩叩かれてやっと歩いて行ったよ。」
侑乃から聞いた瞬間MAXだったテンションが
さらに上がった気がした。
