けど
恋って大変だ。




嫉妬とか
日常茶飯事になる。



正直しんどい。




直人もヤキモチやきだったなぁなんて思う。




そんな時だった。

『明日佳ぁ〜』



すがりついてきたのは
同クラの
本藤未夏(ほんどう みか)


『なに??どしたの??』

『明日佳ってば聞いてよっ!!』
…聞いてんじゃん。
『さっきね,廊下で富山さんに会ったの!!すれ違ったのぉ!!』
『直人?』
『ちっがーう!!なんであたしが富山とすれ違ったくらいで喜ぶのよ!!03年の富山さん!!富山のお兄ちゃん!!』
『あぁ…涼ちゃんね…』
『え?!なに?!知り合い?!』
『姉貴の元彼氏。』
『うっそー?!』
『嘘ついても仕方ないでしょーが。』
『今彼女いんのかな?』
『なに?ねらってんの?』
『まーね。かっこいいじゃん。』
『やめときなよ。』
『なんでさ??』
『涼ちゃんは…心ん中に永遠に消えない彼女がいるんだよ。未夏でも敵わない。』
『ふぅ〜ん。…そんなふぅな人だとわ思わなかったけどなぁ。』
『役者だかんね。』