タクヤは訳が解らなくなり…それと同時に恐怖を感じ
そっと荷物をまとめ玄関に行く…
玄関の横にトイレ…
かすかに声が聞こえる
「ぁ…出そう…タクヤのでベトベト…ぁぁ…出る…」
タクヤは確信した
(男だ…)
玄関の下駄箱の上に剥がされた表札…
そこにも
【田中安夫】
タクヤは自己嫌悪になる気持ちを堪えて
「まずは逃げないと」
ガチャッ
トイレのドアが開く…
(ヤバい…)
玄関のドアを開ける
ガンッ
ガンッ
開かない…鍵が閉まっている
急いで鍵を開ける
それに気付いた女性?
「何してるの?」
タクヤは無視して外に出る
「ちょっと待っ」
タクヤは振り向かず全速力で走る
「ちょっと待てゴラァァァ」
ドスの聞いたイカツイ声に…
タクヤは涙目になりながら走り去る。
これがタクヤの初体験だった…



