なんか緊張する…。

千浩ちゃんは平然としているが…。


*二人の間に沈黙が流れる。


ってか何か話さないとこれは気まずいのだ!


「あのさー千浩ちゃん」

「何だ?」

「………学校、どう?」


こんな言葉しか出なかった。

夏休みなのに学校どう?って…。


「まぁ、普通に楽しく通っているが。今は夏休みだがな」

「そ、そっかぁ」

「私、今生徒会で副会長をしているんだ」


おお、千浩ちゃんナイス。

話が流れそうなのだ。


*田中幸大はかなりホッとした。


「夏休みが終わったら、次は後期の生徒会長に立候補しようと思っているんだ」

「そうなのか。すげーな」


生徒会長。

千浩ちゃんらしいじゃねーか。


「だから、二学期も生徒会の仕事で会えないけとがあるかもしれない」

「そっちの生徒会って忙しいのか?」

「まだわからないがな」


南高の生徒会なんて、機能しているのかどうかもわからないような集団なのに、やはり学校によって違うんだなー。