私は、愛沢花音。
何処にでもいるような
普通の女の子……。
恋愛未経験のね……

わたしは、
好きな人が出来ても
自分から話し掛けるとか、
メールするとかできなくて
いつも友達に助けて貰ってばかりだ…


「花音♪亮佑とは、しゃべれた?」
私が、話せないことを知っている
私の友達の、神崎南。
『南ちゃんって、ホントに意地悪』
「だって、花音をいじるの面白いんだもん」
ニコニコしながらいう南ちゃん……

毎日この調子でため息が出ちゃう

「ほら、亮佑に数学教えてもらうよ」
『毎日聞きに言ったらばれちゃうよ』
「大丈夫♪亮佑は鈍感だから(笑)」
こうしていつも、南ちゃんに
引っ張られて亮佑くんの所に連れていかれる。