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「うち、知っているよ~。有名人だよね!わわっ、恐縮です!あー、こうやって話せてること自体、不思議なんだけど…」

「え、そんな…私は、普通の女の子だから。」

「いやいや、だって私は星野 咲を見てフルート始めたんだから!すっごく大好きだったなぁ。演奏!」

「ありがとう、最近まで全然吹いてなくて、ちょっと緊張してるの」

「大丈夫だって!」

「うん、お互い頑張ろうね〜」

「12番。」

「あ、私、行かなくちゃ。またいつか会えるとイイなぁ。」

「うん、きっと会えるよ!」

そう言って、桃子ちゃんと別れた。

私によって、フルートを始めた人がいるなんて…びっくりだ。


でも、何か嬉しかった。