「日向!!」



「おはよ、咲。」


駅を出ると、いつも通りの場所で私を来るのを待つ日向がいた。


相変わらず、早い。
駅前に家があるから……という理由もあるし、私が遅いというのも理由の1つ。


「そういえば、中田君を親に逢わせたんでしょ?」


「うん…緊張してたよ。」


そりゃ〜そうだよね。

日向の家は、豪邸。しかも、有名な森下製菓の一人娘だもんね。


「でも、良い青年だってお父さんは言ってたよ」


「それは、良かったね♪」


「うん…」


あれ??なんかあったのかな…