「咲~。もうそろそろ夕ご飯よ」


お母さんだ・・・・。


時計はもう6時半を指していた。



「は~い、今いきます。」



私は携帯とテキストをしまって自分の部屋のドアを開いた。





「あ、咲。」




最悪。お兄ちゃんと一緒に出てしまったようだ。


「何、お兄ちゃん。」



「え、怒ってるの!!今日のこと。」


「あたりまえでしょ!!アイス~・・・・・」


実は、この間のテストがお兄ちゃんより合計点が上だったのでアイスを今日おごってもらうはずだった。



ばかばかぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!




ばか、兄貴!!


お兄ちゃんは。