HRが終わると女子の殆どが蒼井のもとに集まった。
ひかりは蒼井のもとには行かず、自分の席で友達、雛菊由梨と二人で話していた。
「ひかり、今年もピアノコンクール出るんでしょ?」
「うん。今年はショパンを弾きたいんだけど…、多分リストになるわね。今年も」
「先生のお気に入りの作曲家だっけ?」
私はげんなり、と言った様子で頷く。
「リストも…嫌いじゃないんだよ?ただ超絶技巧ばっかり!…もうやだ難しすぎる」
「でもショパンも難しいんじゃないの?ピアノの詩人って呼ばれてるぐらいだし
「それは…そうなんだけど…ショパンの葬送行進曲か別れの曲のが気分的な問題で練習だって頑張れるきがするのよ!」
「まぁまぁ、とりあえず先生に訴えて見たら?」
「…うん、そうね、そのつもり。由梨、交渉失敗したら慰めて」
「はいよ」
「君はピアノを弾くの?」
突然、背後から声がして振り向くと、蒼井が笑顔で立っていた。
「あ、はい」
「凄いな、今度是非聞きたいな。はい、これ今朝落としていったよ」
「あ!生徒手帳!」
全然気づかなかった。
私がありがとうございます、と言うとどういたしまして、と言って彼は去って行った。
「うわ~完璧な笑顔だね」
ボーッと蒼井の去ったほうを見つめていた私は由梨の声で我に返る。
「うん、でもなんでピアノ聞きたいなんて言ったんだろう?」
「あんた、校長の話し、聞いてなかったの?」
え?と、首を傾げると由梨は一つ溜め息をついた。
「音楽の先生って言ってたじゃん、あと英語も教えるって」
「そうだっけ?」
「そうよ!…さては、あんたずっと蒼井先生に見惚れたな?」
ニヤニヤする由梨。
「そんなこと…ない」
ー…嘘、本当は目が離せなかった。
でも今はそんな自分を認めたくなかった。
ひかりは蒼井のもとには行かず、自分の席で友達、雛菊由梨と二人で話していた。
「ひかり、今年もピアノコンクール出るんでしょ?」
「うん。今年はショパンを弾きたいんだけど…、多分リストになるわね。今年も」
「先生のお気に入りの作曲家だっけ?」
私はげんなり、と言った様子で頷く。
「リストも…嫌いじゃないんだよ?ただ超絶技巧ばっかり!…もうやだ難しすぎる」
「でもショパンも難しいんじゃないの?ピアノの詩人って呼ばれてるぐらいだし
「それは…そうなんだけど…ショパンの葬送行進曲か別れの曲のが気分的な問題で練習だって頑張れるきがするのよ!」
「まぁまぁ、とりあえず先生に訴えて見たら?」
「…うん、そうね、そのつもり。由梨、交渉失敗したら慰めて」
「はいよ」
「君はピアノを弾くの?」
突然、背後から声がして振り向くと、蒼井が笑顔で立っていた。
「あ、はい」
「凄いな、今度是非聞きたいな。はい、これ今朝落としていったよ」
「あ!生徒手帳!」
全然気づかなかった。
私がありがとうございます、と言うとどういたしまして、と言って彼は去って行った。
「うわ~完璧な笑顔だね」
ボーッと蒼井の去ったほうを見つめていた私は由梨の声で我に返る。
「うん、でもなんでピアノ聞きたいなんて言ったんだろう?」
「あんた、校長の話し、聞いてなかったの?」
え?と、首を傾げると由梨は一つ溜め息をついた。
「音楽の先生って言ってたじゃん、あと英語も教えるって」
「そうだっけ?」
「そうよ!…さては、あんたずっと蒼井先生に見惚れたな?」
ニヤニヤする由梨。
「そんなこと…ない」
ー…嘘、本当は目が離せなかった。
でも今はそんな自分を認めたくなかった。

