はい、そうですって私は、言いたくなかった。
特別仲良いがいいわけでもないし、ただ地元が一緒なだけ。
ただ、
「誰から聞いたんですか?」
そっちのほうに疑問になった
「いや、椎名が言ってたよ。あいつ俺とずっと一緒って」
さては、できてるな~って言う目で村崎先輩が茶化す。
「残念ながら、そういう関係じゃないんです」
村崎先輩のために持ってきたペットボトルについた滴が、地面に落ちる。
それは、地面につくとすぐに消えてなくなる。
「へ~、そうなんだ。にしても今日暑いね」
太陽に手を翳してる村崎先輩がキラキラして見えた。
