なん…で…。


「キャー///りっちゃん!この人達だよ!」


はぁ?

なにキャーなんて言ってるの?

どこがカッコイイの?

意味わかんない。

なんでここにいるの?

私は一人でパニックになっていた。

そんなの私を余所に私達の前に3人は並んで座った。

そしてなぜか自己紹介を始めた。


「俺は神田爽。お前と同じ学年だ。今日の朝お前にぶつかったらしいがそんなの嬉しいと思え。俺とぶつかれたんだからな。あ、あと、お前達と同じクラスだ」


は?なにこいつ。

俺様キャラなの?ドSなの?

どっちにしろムカつく野郎だ。


「僕は藤崎咲斗!君達と同じ学年で同じクラスだよ!よろしくね!」


か…可愛い!藤崎君とはよろしくしたい!


「あ…俺もやんの?」

「やるの!」

「えー…めんどい。適当にやって、咲斗」

「もぉ!あ!この人は南雲慶輔。お坊ちゃんだから無口で無表情だけど優しいから!よろしくね?」


ぬぁ…!藤崎君可愛い!南雲君ともよろしくするよ!

でも神田爽とやらとはよろしくしたくないな…。


「あ!私は栗原仁衣菜!で、こっちは菊池律!よろしくお願いします!」


ちょ!仁衣菜!私は神田爽とはよろしくしたくないよ?!


「おい、律」


は?!

なに?!

もう無視だし!


「律」


もぉ!なに!

私は神田爽に呼ばれているのに答えようと思って神田爽の事を見ようとした。

その時私の頬に神田爽の手があって、私は無理やり神田爽を見させられた。