はぁ…、はぁ…、はぁ…。

つ…、疲れた…

やっぱあそこ長いって…。


私は息切れしながら玄関に着いた。

もう時間はない…!早く自分のクラスを見つけなきゃ…!

えーと…、えーと…、違う…!えー?!どこー?!

あっ!あった!1年C組!よっしゃ!早く教室行こう!


私は思いっきり走った。

廊下は走らないという張り紙が貼ってあった。

その張り紙に向かって謝った。

入学早々校則を破ってしまった…。


ガヤガヤと五月蝿い廊下へ来た。

1年の階だ。

1年の階は2階である。

なぜか1階は空き教室ばかり…。

間違えて1階を一回りして来ちゃったじゃん!

1‐C…1‐C…っと。

私は1-Cのドアを開けた。

ガラガラガラと私の中ではちょっと大きな音だった気がする…。

まぁ、いいや、まず自分の席を…。

私は菊池だから…結構前の方かな…って、あれ…?

あの3人…超輝いて見える…!


そんな3人はおいといて私は席へと座った。

時間がないと思っていたが結構時間があまったみたいだ…なんなの…。

そして私はさっきまで走っていたので

疲れて机に突っ伏していると後ろの方から女の子の声が聞こえた。

「えーと…?菊池さん…?」

あ…、私?

「はい…?」

「あ、やっぱり…、りっちゃんだ!」

へ…?誰…?この子…?