今私は黒星高校の校門前にいる。

これから通うのかと思ってしみじみしていたのだ。


外見はお金持ちが行くような西洋風でとてもでっかい。

校門から建物までの庭?みたいなものが長い。

長すぎる…。きっとこれは遅刻したら大変だろう…。

きっと1㌔…いやそんなにないか…でもそのくらいあるんじゃないかと思う程ある。


はぁ…ドンッ

誰かにぶつかられた…。結構痛かった…。

誰?!と思って睨みながら後ろを向くと

そのぶつかったと思われる男子はスタスタと行ってしまった…。

なにあれ?!いみわかんない!!ぶつかっておいて!謝ってよ!もう!

よく見ると髪が金色の少し暗いくらいの髪色だ…。なにあれ…1年?

えー、制服も超着崩してる…。

ここの学校はブレザーではなく学ランなのだが

その学ランの下には派手な色のパーカーを着ていた…ありえない…。

そもそも今日は入学式だよ?!あんなんで入学すんのか?!ありえない!



そう考えていると後ろから可愛い声が聞こえた。

「あー、ゴメンネ?!あの人そういう人なの。ホントゴメン!じゃぁね!ねぇ!ちょっと待ってよ爽!」

か…可愛い?!あんな男の子いてもいいの?!可愛すぎる…?

…ん?肩をトントンされている事に今気づいた…誰?

「…じゃぁ、俺からも…ごめん。…じゃ…」

…え?誰…?なにあの無口な感じ…?クールって感じ…?

「…あ…早くしないと初日から遅刻するぞ…?」

へ…?

私は時計を見た。あともうすぐで始まってしまう時間だ。

…アァァァァァァァァァァァァァァ!!