私の初恋はあなただけ

この状態はなんなんだ…。

あの人達は行っちゃうし、仁衣菜はさっき起きたばっかなのにまた放心状態っぽいし。


「ねぇ…?りっちゃん…?」


あ、ちゃんと意識あったよ。


「ん?」

「あのね、私ね、いいと思うよ?」

「なにが?」

「爽さんと付き合う事」


は?

何言ってるの?

やっぱりまだ寝ぼけてるのか、それとも頭のどこかを打ってイカれたかだね。


「いや、私はあの人の事は好きじゃない」


そう、私はあんな人好みじゃない。

てかあの3人全員が無理。

もう関わりたくもない。


「え、だって爽さん好きなんでしょ?りっちゃんのこと」

「知らない。ただ遊んでるだけかもしれないじゃん」


うん。そうだよ。

ただ遊んでるだけだよ。あの見た目だしね。

きっと人を本気では愛せない人なんだよ。


「だったらあんなに落ち込まないから!絶対好きだと思うよ?!てか、なんで追わなかったの?!早く行ってよ!」


なんでキレられたのか…。

なんでってそんなの決まってるじゃん。

追う必要がないから。


「は?なんで急にキレてんの?まだ休んでれば?」

「りっちゃん!!早く行って!行かないと私は…!」


なに?!もう!怖いじゃん!そんなの!

だって泣きそうな目しながら窓見つめてるなんてなにしようと思ってんの?!

あー!もう!行くし!行けばいいんでしょ?!


「わかったよ!行くから!じゃぁ、あとでね?!」


これでよかったのか…私にはわからない。