あの後、起きたらホテルだった。

吾季さんが隣に真っ赤な顔でいた。
でも、あたしが起きた途端、目を丸くさせて口を開いた。


「大丈夫か?心配したんだぞ?」


なんで、そんなにあたしだけ優しいの?