勤務時間終了後。





食品の部署の主任さんにも挨拶をした。





小田 怜花さん






クールビューティーな彼女が時々見せてくれる柔らかい笑顔が大好きだった。






「実は今日辞めるんですよ。」







「え!?  なんでもっと早く言わないの!?」







知ってると思ってたんですーなんて言わなかったけど、もうすでに伝わってると思っていた。







「学校の成績落としちゃって。」








「そっかー。 そりゃぁ学業優先だもんね!  うん、また帰っておいでよ!」







「はい!ありがとうございます」