空色模様










それから、午後の授業は進み
あっという間に放課後になった。





放課後になると、実衣たちが
あたしの元に寄ってきた。




「梨津〜!!
あの後どこ行ってたの?
心配したんだよ〜。

また迷子になったんじゃないかって!!」



「えへへ、ごめんね実衣。」



ほんとは迷子になったわけじゃないけど
何となくまだ屋上のことは秘密にしたいから
皆にはほんとのことは言わないことにした。




「ん・・・?

てか梨津、何でブレザー2つ持ってるの?」




ってやっぱり、もう気づかれた・・・!


さすがよく皆を見てるよね真由ちゃん・・・





「えっと・・・、拾った・・・のかな?」






我ながら苦しい言い訳だこと・・・