「血抜きしてるから刺身でも食べれるよ。」 卓也ちゃんが言ったけど、お母さんは聞く耳を持たない。 「あんたね〜、鯖の生き腐れって言ってあたったら大変なんだから!」 煥発入れずに返事が返ってくる。 「近所に分けたら?」 卓也ちゃんが、言い負けたみたい。