「チャゲ!こっちおいで!」 洋子ちゃんが呼ぶ声したが、まだよく目も見えてないのに、どうすればいいの? 「卓也ちゃん、お腹空いてるんかなぁ?」 「ちょっと待って。今、ミルクいれるから。」 鼻先にミルクのニオイがする。 『飲んでもいいの?』 洋子ちゃんが優しく、 「いっぱい飲んで大きくなってね。」 と言った時にはもう夢中で飲んでいた。 その味は今までの泣き疲れた私を優しく包んだ。 私の飲んでいる姿を2人は優しく見てるようだった。