帰れると思うと嬉しすぎて、走るスピードも自然に上がる。 ガッシャン―! ごろごろ。 『いった〜い!』 落ちているタイヤに躓いた。 『誰〜!こんな所に置いたのは?』 うまく転がったから怪我はしてないけど、危ないじゃない!って言っても広場の端なので、躓くのは私だけかも? 『あの角を曲がればお家が見える筈!』 走るスピードは益々上がる。