「起きなさい。ご飯、出来たわよ。」 階下からお母さんの呼ぶ声がする。 「は〜い。」 昨日と同じように抱っこされて、台所へ向う。 「はい、どうぞ。」 お母さんは、昨日と同じように私の分も用意してくれていた。 『ありがとう。いただきます。』 「じゃあ、いくね。」 女の子は、食事が終わって、私の頭を撫でながら言った。 『ちょっと待って!』