pianissimo.

「白虎はレイプなんかやらねぇ。デッドと一緒にすんな」

「そのデッド、今は白虎なんだろ?」

ライガがすかさずそう返せば、勇輝はフッと目を伏せた。



その場の空気が重々しい静寂に沈む。



けれどやがて、ゆっくりと目線を上げた勇輝は、ライガを真っ直ぐ見据えた。


「この落とし前はキッチリ俺がつける」

頑なな意志を込めて低く呟くと、未だ地べたに腰を落としたままの大輝に、再び視線を戻した。



「まっ、待てよ勇輝ぃ。邪魔なラオウやったのは俺とデッドだかんね? お陰で心置きなくライガ、ボコれたろ? ちょっとは感謝しろよ」

「てめぇら……何、勝手に関係ねぇやつにまで手ぇ出してんだ?」

「関係なくねぇだろーがよー。ラオウはライガの兄貴だし?」


勇輝は大輝の胸元を鷲掴むと、勢いよく引っ張り上げる。強制的に立たされた大輝の膝は、カクカクと小刻みに震えていた。


「潰しときゃ良かった。デッドも、お前も」

勇輝が、苦しそうに顔を歪めて呟いた。