pianissimo.

すかさず右側の男が私の肩を抱き、

「凜子ちゃんはお前より俺の方がいいってよ」

軽い口調で冗談めかして言い、クツクツと喉奥を鳴らして笑った。



「ちがっ……離して……」

左肩にのっている手を払い除けようとしたけど、逆にもの凄い力でグイと抱き寄せられた。



「丁度いいわ、お前、そこで抑えてろ。終わったら替わってやっからよ」

言って、左側の男は半身を少し前倒して、私の下半身に両腕を伸ばす。



「やめて、お願いだから、お願い、助けて」

ただひたすら懇願した。


それだけは嫌、絶対に嫌。



助けて――

ライガ……。



と、ようやく大輝が振り返って、助手席シートの横から顔を覗かせた。


「後にしろ。用が済んだら、ボロボロんなるまで抱かせてやっから」

大輝は柔らかく微笑んで、冷酷な言葉を吐く。



余りの恐怖に全身が震え出す。心臓もバクバクと激しく躍動し始め、うるさいぐらい身体中に響き渡った。