目の奥がじんと熱くなった。
ライガの気持ちを痛烈に想い知って、愛しくて切なくて。急にとてつもない脱力感に襲われ、立っているのもしんどくなった。
壁に折り畳んだ状態で立て掛けてあったパイプ椅子を掴み上げ、ベッドサイドに広げて置き、その上に腰掛けてヒロさんと向かい合った。
迫り上げてくる激情。
自分ではどうにも抑えられなくて、目から止め処なく溢れ出した。
「凜子……ちゃん」
戸惑いがちに、それでも優しい声音で、ヒロさんが私の名を呼んだ。
「ライガ、狡い。私だって、すっごくライガに会いたいのに。自分だけこっそり見てたなんて……狡い」
「だよな。あのヘタレは……ったく、どうしょうもねぇな」
ヒロさんは、私を慰めてくれようとでもしているんだろうか。冗談めかしてそんなことを言って笑った。



