「だったらブッ潰してよ。ライガにブッ潰されるなら本望だよ」
「無茶言うなぁ……」
言ってライガは小さく笑い声を漏らした。
「あのさ、先輩。もう先輩が知ってる『俺』はどこにも居ない。諦めようよ。ね?」
「関係ないよ。どうだっていいよ、そんなの。私の知ってるライガも、知らないライガも、全部ライガじゃん。ライガが好き。知ってるライガとか、そんなの関係ない。私はライガが好き、大好き。だから傍に居てよ、ライガ。私を置いて行かないで」
「そんなことできねぇって。先輩、ほんとはわかってんでしょ? 俺と関わるとろくなことねぇって、今さっき、思い知ったでしょ?」
「全然! こんなの平気だよ。ライガの傍に居られるんなら、どんな酷い目に遭ったって、私は平気。だから傍に居てよ、ライガ。それがダメなら――
私も連れてって」
「そうやって駄々こねる先輩、俺は嫌い」
「無茶言うなぁ……」
言ってライガは小さく笑い声を漏らした。
「あのさ、先輩。もう先輩が知ってる『俺』はどこにも居ない。諦めようよ。ね?」
「関係ないよ。どうだっていいよ、そんなの。私の知ってるライガも、知らないライガも、全部ライガじゃん。ライガが好き。知ってるライガとか、そんなの関係ない。私はライガが好き、大好き。だから傍に居てよ、ライガ。私を置いて行かないで」
「そんなことできねぇって。先輩、ほんとはわかってんでしょ? 俺と関わるとろくなことねぇって、今さっき、思い知ったでしょ?」
「全然! こんなの平気だよ。ライガの傍に居られるんなら、どんな酷い目に遭ったって、私は平気。だから傍に居てよ、ライガ。それがダメなら――
私も連れてって」
「そうやって駄々こねる先輩、俺は嫌い」



