pianissimo.

ライガは唖然とした表情で私を見た。

でもすぐ、哀しげに苦しげに眉根を寄せる。細められた目の中の漆黒は、みるみるうちに透明な膜で覆われて……。


そんなライガが、今にも消えてしまいそうなほどに儚く見えた。



傷付けたのは私だ。



こんなにも優しく、大切そうに私に触れるライガを疑うなんて――

――私はバカだ。


そしてバカなことを言った。



ライガが薄く口を開けた。そこから押し出された言葉は、



「違わない」



私の問いへの肯定だった。




さようなら、ライガ。


私はあなたを待たないけど――

ずっと愛してる……。