pianissimo.

すぐ傍で何かが爆発したみたいな迫力と衝撃に、私は反射的に掴んでいたライガのTシャツの袖を手放し、と同時に身体もビクンと大きく跳ねた。


そんな私を見て、ライガの方が泣きそうな顔をした。



「あ……ごめん、ごめん、先輩」

酷く動揺して、はかなげな声で謝りながら、とりつくろうように私の髪を撫でるライガ。その手をゆっくり払い落として、ライガを真っ直ぐ見詰めた。



両の頬を止め処なく伝う生温いものは、今はもう、どうでも良かった。



「ライガは、姫花ちゃんのところへ行くんでしょ? 私のことは……。ライガは私みたいなのがちょっと珍しくて、興味があっただけ。遊んでみたかっただけ。望みは叶ったから、もう、私は用無し――

――違う?」