すぐにライガは、抱いたままの私を軽々と引っ張り上げる。ズルッと下半身が床の上を引きずられた。
そうして、またライガの胡座の上で横向きに抱っこされている格好になった。
ぎゅうと抱き締めて、私の首筋に顔を埋めるライガ。
「ほんとに……ほんと、凛子先輩、鈍感。困る」
ライガは冗談っぽく笑いながら言うけれど、その声がやけに切なげに聞こえて、胸の奥がキュッと締め付けられる。
「言って良かった。先輩、言わなきゃわかんねぇから……。言って良かった」
安心したように、けれどどこか自信なさげに、ライガは囁いた。
「ん。気付かなくてごめんね。でもそれは、私が鈍感なんじゃなくて、ライガがわかりにくいからだけど。とにかくごめん」
「何? その負けず嫌い」
耳元で不満げに呟いて、けれどすぐ、控え目な笑い声が聞こえた。
「負けず嫌いじゃないよ、事実だよ」
すかさずそう返して、私も笑った。
そうして、またライガの胡座の上で横向きに抱っこされている格好になった。
ぎゅうと抱き締めて、私の首筋に顔を埋めるライガ。
「ほんとに……ほんと、凛子先輩、鈍感。困る」
ライガは冗談っぽく笑いながら言うけれど、その声がやけに切なげに聞こえて、胸の奥がキュッと締め付けられる。
「言って良かった。先輩、言わなきゃわかんねぇから……。言って良かった」
安心したように、けれどどこか自信なさげに、ライガは囁いた。
「ん。気付かなくてごめんね。でもそれは、私が鈍感なんじゃなくて、ライガがわかりにくいからだけど。とにかくごめん」
「何? その負けず嫌い」
耳元で不満げに呟いて、けれどすぐ、控え目な笑い声が聞こえた。
「負けず嫌いじゃないよ、事実だよ」
すかさずそう返して、私も笑った。



