pianissimo.

『そっかー、やっぱり(笑)』

『うん。またね!』

『またね』


上辺だけのやり取りを最後に、メールは終了。『また』なんて。私の方は、絶対にないつもりだけど、きっと姫花ちゃんはあるのだろう。


多分、姫花ちゃんにとって私は、目障りな存在になっている。今回の嫌がらせがその証拠だ。





教室に戻った私に、郁香が「何だったの?」と面白がるようにニヤけて尋ねる。「うん、ちょっと……」などと濁したってかわせるはずもなく。


「『ちょっと』って何よー。メチャクチャ気になるじゃん」

と。それはもう執拗に迫られ、全てを白状する羽目になった。


姫花ちゃんに呼び出されて、一年女子がライガに告白する場に居合わせてしまったこと。その一部始終を聞いてしまったことを掻い摘んで説明した。