痺れを切らしたように、男子の方が口を開く。
「何? 用ないんなら、俺、もう行くけど」
ライガの声に似ている。けれど、違う。ライガはこんな冷たい話し方はしない。こんな風に良く通る澄んだ低い声の男子なんか、きっといくらでもいると思う。
「あ、あの……」
女の子の震える弱々しい声が聞こえた。痛々しいほどに怯えている。可哀想に。告白とかではないみたい、と勝手に解釈して残念に思ったり……。バカ、私。非常識、私。
「好きです。付き合ってください」
あれ? やっぱり告白じゃん。でも何? この重い空気。
「は? 俺、彼女いるし。無理っしょ?」
この男、酷い。彼女がどんな想いで告白に踏み切ったか、全くわかってない。という私もわかっている訳ではないけれども。
でも、こんな血も涙もないような冷酷男に告白しようなんて、相当な勇気を振り絞ったはずだ。それなのに……。酷い、最低、冷た過ぎる。
「何? 用ないんなら、俺、もう行くけど」
ライガの声に似ている。けれど、違う。ライガはこんな冷たい話し方はしない。こんな風に良く通る澄んだ低い声の男子なんか、きっといくらでもいると思う。
「あ、あの……」
女の子の震える弱々しい声が聞こえた。痛々しいほどに怯えている。可哀想に。告白とかではないみたい、と勝手に解釈して残念に思ったり……。バカ、私。非常識、私。
「好きです。付き合ってください」
あれ? やっぱり告白じゃん。でも何? この重い空気。
「は? 俺、彼女いるし。無理っしょ?」
この男、酷い。彼女がどんな想いで告白に踏み切ったか、全くわかってない。という私もわかっている訳ではないけれども。
でも、こんな血も涙もないような冷酷男に告白しようなんて、相当な勇気を振り絞ったはずだ。それなのに……。酷い、最低、冷た過ぎる。



