pianissimo.



結局――

三人で帰ることになった。


挙句、姫花ちゃんが『お茶してこー』と言い出す始末。私もライガも、姫花ちゃんにはどう逆らっても無駄だと悟って、完全に諦めモード。ファミリーレストランまで寄る羽目に。



ライガは一言も口を利かない。相当不機嫌だ。姫花ちゃんに話し掛けられても無反応。冷淡な無表情を決して崩さなかった。


こんなライガ、初めて見た。でももしかしたら、これが本当のライガなのかも、と思ったり。きっと彼女の姫花ちゃんには気を許しているんだろう。

姫花ちゃんも、そんなライガの態度を気にする素振りなんか全く見せず、愉しげにおしゃべりを続けている。



本当に、姫花ちゃんは良くしゃべる。