pianissimo.

『んじゃ、帰ろ
 門出たとこね(*^▽^*)ノ』


笑っているのはライガじゃなくて顔文字なのに、『ライガ、めっちゃ笑ってるー』と、勝手に一人で盛り上がる私。バカみたい。


『うん。』

とだけ返した。本当はハートマークとか付けたかったんだけど。エッチしたからってもう彼女気取り? なんて思われたら嫌だなぁとか……。ネガティブな自分もどこかに居て。



彼女はいいのかなってふと思ったけど、敢えて聞かなかった。良くないに決まっている。


そう――

彼女がいる男子と一緒に帰るなんて、許される訳がなかった。




放課後、校門を出たところで私を待っていたのは、ライガと、そして――



姫花ちゃんだった。