pianissimo.

「知りたくないの? 私の本心」

おこがましいったらない、と。口にしてすぐに後悔した。けれど、ライガは一層顔をクシャリとさせて嬉しそうに微笑んで、

「知りたい」

と即答。


「じゃあ、聞いてよ」

私の自意識過剰、自惚れ、思い上がりは益々エスカレートする。止められない。どうしよう、どうしたらいい?



「『えー、もうしないのー?』って思った?」

「思った」



グラリ、ライガの身体が傾いて……。

流れるようにその顔が目の前に来たと思った時にはもう、唇と唇が微かに触れていた。


一瞬、何が起こったかわからなかった。

未だ身を屈めたままのライガ。間近にあるその顔を、瞬きを何度もしながら見詰めた。