そして――
しゃがんだまま軽やかにピョーンと跳ねて、ライガは私の背後に移動した。間髪入れず、私の両脇からライガの腕が伸びてきて、上半身がライガのそれに囲まれた。
それは本当に一瞬の出来事。避ける暇なんか全くなくて……。
ライガの腕は私の腕に触れるか触れないかの位置。それでも抱き締められているみたいな錯覚を起こして、私の心臓は気が狂いそうなほどうるさく早鐘を打った。
ライガはコの字を作った両手で、ちっちゃい姫花ちゃんと私を囲う。そうして「二人だけを比べたらどう?」なんて。何だかとっても意味深な口ぶりで問う。
「やっぱり……姫花ちゃんの方が……」
「そうか?」
私の返事を最後まで聞かず、ライガが遮るようにして強めの口調で言った。
しゃがんだまま軽やかにピョーンと跳ねて、ライガは私の背後に移動した。間髪入れず、私の両脇からライガの腕が伸びてきて、上半身がライガのそれに囲まれた。
それは本当に一瞬の出来事。避ける暇なんか全くなくて……。
ライガの腕は私の腕に触れるか触れないかの位置。それでも抱き締められているみたいな錯覚を起こして、私の心臓は気が狂いそうなほどうるさく早鐘を打った。
ライガはコの字を作った両手で、ちっちゃい姫花ちゃんと私を囲う。そうして「二人だけを比べたらどう?」なんて。何だかとっても意味深な口ぶりで問う。
「やっぱり……姫花ちゃんの方が……」
「そうか?」
私の返事を最後まで聞かず、ライガが遮るようにして強めの口調で言った。



