pianissimo.





私がライガの携帯から学校に電話して、屋上の鍵を開けて貰うことになった。学校の番号は生徒手帳に載っていた。



電話番号を読み上げてくれた後、ライガは私の生徒手帳をパラパラと捲りながら、

「すっげぇあるな、校則」

と、興味津々。所々に目を通したりして実に楽しそうだ。



「ねぇライガ、そろそろ隠れないと。先生に見付かるよ」


打ち合わせで、私だけが屋上に閉じ込められたことにしようって決めたのに。先生が来た時にライガがここに居たんじゃ、計画は全て台無しになってしまう。


けれどライガは何故だか校則に夢中で、私の言葉なんか全く聞く耳を持たない。自分もそれ持っているでしょう? 家帰ってからゆっくり読めば? と思う。